学生時代の

音響工学の先生
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http://www.nihon-onkyo.co.jp/utunomiya.html

ゲーム音楽も好きで
ある日先生が言った。

「ゲームを音楽で買う人はいるかい？」

俺「はい！」

「じゃ、君は損してるな。ゲーム音楽という物はBGMであって、
　曲としては、あえて破綻させなければならない。」

俺「何故です?」

「生物というものは、視覚より聴覚が敏感にできているから、
　楽曲が素晴らしければ素晴らしいほど、映像を食うからだよ。」

俺「じゃ、ゲームに限らず、
　　映画音楽も駄作の羅列ではないですか。」

「その通りだね。」

俺「でも、ドラゴンクエストとか、音楽好きですけど。。」

「ファミコン時代のすぎやまこういちは、一部を除き、
　食っているんだよ。実際。音楽でゲームをね。」

俺「じゃ、ゲームを食ってしまうほどの楽曲があれば、
　それだけの為にゲームを買います」

「CDを買うなり、自分で演奏するなりしなさい。その方が、
　はるかにエクスタシーを得れるだろう?」

俺「しかし、そこまでゲームや映像産物の音楽に
　力の入ったものは、名作となりえる気もします。」
　　
「確かに、ゲームや映像物の製作において、
　音楽に割り当てられる予算のウエイトは非常に低いから、
　楽曲が良い=予算総額も十分ある　とも取れるね。」

「だけれど、ゲームや映像物の楽曲作成は、金にはならない、
　それが現状だね。」

俺「残念です。。」


そんな俺は数年後、金にならない事には見切りをつけて、
普通に仕事をしながら、良い物をあさり、
悦に入る生活をすることになる。